クリニックの仕事内容とタイムスケジュール
コミュニケーションを大事にしたい?それならクリニック!
地域医療を支えるクリニックですが、そこで働く看護師の仕事内容はどうなっているのでしょうか。タイムスケジュールを含め、確認しましょう。
クリニックでは一般的な病気から糖尿病などの専門的な病気まで幅広く診療しています。かかりつけ医として地域住民から頼られており、地域医療における重要な役割を担います。基本的には医師が1名、あるいは数名と、看護師数名で運営されています。ほとんどのクリニックには入院設備や救急外来が設置されておらず、看護師の主な仕事は外来診療の補助です。医師の診察が行われる前に、患者への問診やバイタルサインの測定を行います。また、検査の説明や採血、点滴など病院と同様の業務を行うため、基本的な看護スキルが求められるでしょう。
規模の小さいクリニックの場合、備品の管理や電話対応も看護師が行うことになります。スタッフが少ない分、業務範囲は広くなるでしょう。内科が多い傾向にありますが、専門的な医療を提供しているケースも少なくありません。例えば、透析クリニックの場合はシャントの穿刺など専門的なスキルが求められます。すでに専門的なスキルを持っている看護師は、転職の際に有利です。
クリニックで働く看護師のタイムスケジュール例を紹介します。まずは診療開始時刻の30分~1時間前に出勤し、クリニックの清掃や備品の準備、その日の予定の確認などを済ませます。予約制のクリニックなら、事前に予約している患者の情報を確認し、それに応じて必要な準備を進めなければなりません。
9時に診療が開始したら、来院した患者の問診や医師の診療補助を適時行います。健康診断や予防接種を行っているクリニックだと、注射や採血をする機会が多くなるでしょう。その場合、午前中に来院する患者が多いため忙しくなります。
12時~13時の時間帯は、午前の診療を終えて昼休憩に入ります。身体を休めて食事を摂りつつ、午後の仕事に備えます。
午後の診療が開始したら、午前と同様に診療補助などの業務を進めます。精密な検査が必要な患者に対する外部検査の連絡や他院への紹介補助などを行うこともあります。
18時に午後の診療が終わり、カルテチェックや備品の補充などを済ませたら退勤です。
以上が、クリニックで働く看護師のタイムスケジュール例です。あくまで例なので、細かい仕事内容やルールは職場によって異なります。夜間診療を行っているクリニックもあるので、働く時間の希望がある人は事前に確認しておきましょう。